k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 192 – "Hail Hijinx" 〜クリフハンガーの検証

映画「クリフハンガー」には、吊り橋の一方を爆破されてしまった主人公が落ちていく橋からジャンプしてもう一方にしがみつくシーンがある。映画では、橋の片側が爆破された後、そこから2歩走って飛びついている。そんなことは可能なのだろうか?

アダムとジェイミーはまず人形を使って実験する。普通に飛ばすと50センチ跳ねる仕掛けをつくる。同じ装置で、橋の一方を切り離して0.05秒後に跳ねさせると25センチ(固定時の半分以下)、0.1秒後だと11センチ(更に半分以下)。模型で見る限り2歩も走るのは無理そうだ。

が、実物ではどうなるか分からない。ということで、なんと長さ24メートルの吊り橋を作ってしまうバスターズ。さすがこういうのはお手の物。
ところが、この橋をかけようとすると一苦労。橋をかけるって大変なんだなという、別のところに納得してしまった。

で、実物大の橋で実験。二人は走ったり、その場でジャンプしたりするがほとんど効果無し。爆音が聞こえた瞬間、足場がなくなってしまい動けなくなってしまう。ということでBusted

最後に、「紐を掴んで這い上がるのはどうか」という実験。「マッチョなセイウチが登ろうとている」とからかわれていたが、なんとかしがみつくことはできた。但し非常に困難。


アシスタントチームは、「雹で船が沈む」という伝説の検証。伝説の詳細は不明だが、沈むとしたら可能性は2つ。雹で船底に穴が空くか、雹の重みで沈むのか、となる。

まず、穴が空く可能性を検証。
調査の結果、直径6センチくらいの雹なら充分あり得ることがわかった。そこで同じ大きさの氷を準備。そして、船底の薄い船を3種類用意(アルミ、グラスファイバー、木製)。ここに長さ12メートルの空気砲を使って氷の弾を時速130キロで打ち込んでみる。
が、これでは穴はあかない。ハリケーンだったら、と想定して240キロで打ち込んだがこれもだめ。
なら、史上最強クラスの突風を想定し時速480キロで打ち込むがだめ。氷で船底を突き破るのは無理そうだ。
ただ、木製の船の弱ったところに当てたり、水に浮かべて衝撃を大きくした状態で240キロの速度で打ち込むと穴をあけることは不可能ではない。ただ、想定としてちょっと無理。

もう一つは、重みで沈むかどうか。
雹を詰め込んでも隙間ができてしまうが、一方、水とちがって積み上げることができる。考えただけだと沈むとも沈まないとも言い切れない。
ということで、船を浮かべて氷を入れていく。2トン近く投入したところで、一旦船が傾き浸水が始まる。喜ぶアシスタントチームだが、傾いて氷が崩れ落ちてしまうとそれ以上は沈まなくなってしまった。

氷って、思ったよりも軽いんだなあ。