航空機とIT

航空機とIT　運航管理とアビオニクス編

昨年春に行方不明になった「マレーシア３７０便」。年末にテレビ番組もやっていたけれど、「どうして行方不明に？」というのが大きな問題だった。それくらい「場所が分かって当たり前」という感覚だから。
ただ、具体的にどういう仕組みがあるのかというと、GPSとINSくらいの大雑把な理解しかしていなかった。
本書は、上述のような航空管制、整備管理、軍用といった航空機に関わるIT技術を解説する本。

VOR（VHF Omni-directional Range）、ADF(Automatic Direction Finder)、NDB（Nondirectional Radio Beacon)、トランスポンダー、二次レーダー、IFF（Identify Friend Foe）、FDP（Flightplan Data Processing System）、ADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast）、TACS(Traffic alert and Collision Avoidance System）、ACARS（Aircraft Communications Addressing and Reporting)といった用語の解説をしてくれる。

他にも無人機を飛ばすための準備、飛行制御、機内エンターテインメント、インタフェース、など様々。
これらをさらに束ねようというのが、いわゆるIoTaやビッグデータの世界なわけだ。