- 作者: アトリエサード
- 出版社/メーカー: 書苑新社
- 発売日: 2015/05/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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キム・ニューマンの『ドラキュラ紀元』第四部*1の序章にあたる『血の約束 ドラキュラ紀元1944』が掲載されてる。これ自体は5ページだけれど、待ち望んでいるファン多いだろう。
中庭に立つ黒い影から、猫の目のような赤い光が二つ、彼を捉えていた。少年はアーチをくぐり、影に歩み寄った。
「我はドラキュラ」長身のヴァンパイアが言った。
(p.25)
第四部の概要も紹介されてます。ナイトランド叢書も、立ち上げにこれの翻訳を持ってくれればと思うが、さすがに難しいか。
『ホイットビー漂着船事件』(レイフ・マグレガー)は、ホイットビーに漂着した「デメテル号」についてのミステリー。
他はモダン系のヴァンパイア短編とか、ウエスタンものとか、近未来ものとか。ウエスタンものは珍しいなと思ったけれど、日本で珍しいだけでアメリカではメジャーらしい。色々な翻訳物読めるのは嬉しい。
準備号の時にも感じたけれど、雑誌全体のトーンはちょっと変化している。これは好き好きだろう。ホラー(特に吸血鬼ネタ)はアトリエサードのトーンと相性悪くないとは思うけれど。
アトリエサードの http://athird.cart.fc2.com/?ca=8 の通販ページで定期購読申し込みができるので、応援の気持ちも込めて一年購読を申し込み。購読者向けのフライヤーとかも予定している模様。
*1: Johnny Alucard (Anno Dracula) (English Edition)