暗号技術入門 第3版

暗号技術入門 第3版

暗号技術の基礎を学ぶための定番と言って良い一冊。
程度の差こそあれ、情報関連の仕事をしていればセキュリティの話は避けられないわけで、ちょくちょく耳にはするのだけれど頭の中を時々整理する必要がある。ということでGWにざっくり読んでみました。

「暗号学者の道具箱」という言い方で、対象暗号、公開鍵暗号、一方向ハッシュ関数、メッセージ認証コード、デジタル署名、疑似乱数発生器の６つを解説。中では「あ、これ数学ガールに出てきたっけ」という話題もあるが、順番としては逆でこちらの本が先行していたことになる。

heartbleedのときとか、出た当初は現場対応で大変だったけれど、一息ついたらこうやってきちんとまとめて頭の中に入れておかなくてはだめだよな、と反省。

数学ガール本編よりは楽に読めると思う。コンピュータをいじる人は一度読んでおく価値があると思うし、若者に対して「読んであるよね？」と言って良い一冊。