k-takahashi's blog

個人雑記用

戦艦武蔵の最期

去年3月、フィリピン沖の海底1000mの深海で発見され、アメリカのプロジェクトチームによって初めて映像が記録、公開された。こうした記録映像やNHKが独自に入手した新資料の詳細な分析から、いま、歴史の定説を覆す武蔵の実像が次々と浮かび上がってきている。日本の最高技術を結集し“不沈艦”とまで言われた武蔵だが、実は決定的な脆さを抱えた構造の艦であったことなど、知られざる実態が明らかになりつつある

NHKスペシャル | 戦艦武蔵の最期~映像解析 知られざる“真実”~

去年、ポール・アレンが武蔵を発見したが、そのときの映像資料をNHKが入手し、それをもとに番組を作ったようだ。


映像資料から様々なパーツを拾い集め、それをCGとしてまとめあげるという労作。これは大変だったろうな。
武蔵の船体がバラバラに海底に散らばっているのは、使わずじまいだった主砲用の火薬が爆発したせいだろうという分析も面白い。


一方、全体のトーンはちょっと変で、「武蔵は欠陥品で、海軍はそれを無視していた、という真実が明らかになった」という方向でまとめている。あとから否定するために「無敵」とか「絶対」とかいう言葉を連呼していたし、全体構成やったの誰なんだろう?
設計資料とかも入手したようだし、もうちょっと地道に色々な検証すればいいのに。


アメリカ側の歴史家としてジョン・プラドスが出てきていて、ちょっと面白かった。
彼のオフィシャルページはこちら