k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2018年1月号

軍事研究 2018年 01 月号 [雑誌]

軍事研究 2018年 01 月号 [雑誌]

冒頭に「「金正恩」沈黙を破ってミサイル発射!」(黒井文太郎)という記事がある。11月25日付けの記事で、29日のミサイル発射のことは書かれていないが、過去の幾つかの「予測」が外れた理由を含めて、幾つかの見方を紹介している。記事によれば、北朝鮮は開発を控えるつもりも対話を行う兆候もなく、水面下の交渉が進んでいる可能性もなさそう、ということになる。
ただ、現状では先制攻撃の兆候もない、とのこと。


北の核攻撃から身を守る『核シェルター』(斎木伸生)は、核シェルターについての、スイスや北欧諸国の実例紹介記事。
攻撃直後の「一番酷い時期」をやり過ごすための設備という意識は、まあ、国内ではほぼ理解されていないんだろうな。
おもしろいのがフィンランドのイタケスクスのシェルター。なんとスイミングセンターを兼ねたもので、確かに水の浄化装置なんて兼用できるし、普段通い慣れた場所にすべきだというのも納得。


ペトリオット最新型PAC-3 MSE』(井上孝司)はペトリオットの歴史と現状の解説記事。
直撃型のPAC-3ミサイルとは別に、PAC-2ミサイルの改良型があることや、PAC-3システムは場合によってはPAC-3ミサイルを撃てないものがあることなどが解説されている。
ニュース記事とか読んでいても、ときどきごちゃごちゃなのがあるものな。


『中国南シナ海の空母搭載機訓練基地』(田中三郎)は、中国軍が開発中のカタパルトについての記事。
興城飛行場が訓練基地であることから、電磁カタパルトが中国海軍に導入される可能性の高さを指摘している。この場合、大型機が運用できることになるので、脅威度が大きくなる。


陸自に提案!『カールグスタフM3/M4」』(竹内修)は、サーブのカールグスタフM3/M4の紹介記事。多用途対応やMLRSに搭載して近接支援に利用可能なGLSDBなど、自衛隊の新任務にも向くのではとしている。