k-takahashi's blog

個人雑記用

ミライの作り方

ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ (星海社新書)

ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ (星海社新書)

最近は、東雲めぐの仕掛けを作った人としても知られる、VRエヴァンジェリストの近藤義仁氏の自叙伝というか、アジテーションというか、人生訓というか。読んでいて元気が貰える一冊。


1975年生まれなので、10代の頃に80年代のマイコン急進期やパソコン通信時代なんかを経験した世代になる。この辺は、ふむふむという感じ。
その後ゲーム業界を経由して、オキュラスに出会い、本気でそれに取り組みと決める。フェイスブック時代には色々あった(この辺は、日本自体が問題でもある)が、今では上述の東雲めぐとかで色々楽しくやっている。


PS2の『スーパーギャルデリックアワー』に関わったがそこで充分キャラを可愛くできなかったことに色々拘りがあったり、オキュラス・ジャパンを設立するためにパルマー・ラッキーを説得しようとSAOのグッズを集めたり(近くのコンビニの一番くじを買い占めたとか)、めぐの配信のあと生身の人間を見て「気持ち悪い」と感じたり、とか面白エピソードも満載。


ちなみに、VRの本なのになぜか電書がない。(ジョン・ハンケの本*1もそうだったけど。)
その辺がきっかけになって、「マッハ新書」なるイベントをやったりしている。私も一冊買ってみたけど、結構面白い本だった。
で、その流れで言うなら、西田先生良い仕事したなあ、と。