プレイヤーは現実世界を時空の外から監視する魔術師となり、論理生命体イツワリの介入によって謎を「脚色」された事件を、解明、あるいは真相を「捏造」します。
セッションではトランプを使いながら、プレイヤーは魔術師として「推理」と「捏造」を行い、不可解なミステリーを攻略していきます。そうやってイツワリにダメージを与え、あなたの望む結末を導き出すのです。
と言われてもよく分からないよねえ。
一つの猟奇事件に対してオカルト的な解釈ではない現実的解決がある、というのはアドベンチャーゲームなんかでは時々あるけれど、その現実的解決(事実)を後付けで捏造してしまおうということになり、その捏造する部分をPCが担う。
その捏造した非オカルト的解釈でオカルトな怪物を退治するというところが捻くれた面白い設定ではある。なぜ、こういう構成になっているかは、ルールブック内に散りばめられたデザイナーズノートに書かれている。(ぶっちゃけ、それまでのデザインが面白くなかったから、ということ。最後に辿り着いたのが、情報収集場面と推理捏造場面とに分け、推理捏造場面を戦闘アクションにするというデザイン。)
一応、SNEの正式ラインナップではあるけれど、同人RPG的な雰囲気が強い。どう遊ぶのかはリプレイを読めばなんとなくは分かる(本来のリプレイの在り方だよね)けれど、遊ぶの難しそうだ。