k-takahashi's blog

個人雑記用

ロール&ロール 93号

Role&Roll Vol.93

Role&Roll Vol.93

積んでおいた雑誌をようやく読む。
今号の特集はキャラクターイラスト集。前回に「こんなの需要あるのあるのかな?」と思ったが、第2回があるということは需要はあったんだろうな。ちょっと意外。


アーカム計画は、「巨大神話怪物対処法」。昔のモンスター図鑑に載っていた大きさ比較表が掲載されていて、これだけでも楽しい。
対処法の方は、普通にクトゥルフの探索者活動パターンと同じ。

  1. 綿密な調査
  2. 足を使う(忍び歩き、逃げ足、足で調査)
  3. 手がかり分析
  4. 撃退作戦(力押しではだめ)
  5. 最後は運頼み(あきらめてはいけない)

もうひとつ、巨大怪物を出すキーパー側のコツもかかれている。小説や映画の演出が参考になります。


テキサスゾンビーズゲームブック(100パラグラフ形式)は、「アイテム2つを正しく選ぶと続きが繋がる」形式のゲームブック
これ自体はコンパクトでそこそこ考える余地もある面白い形式なのだけれど、「外れ描写がないのはやはり寂しいかもな」とも思った。


安田均氏の「ゲーム航海日誌」は最終回。ゲーム→ストーリーという話のまとめで、D&Dでもあるよという具体例説明。
なんとなく、「一部のユーロゲームって、遊ぶ楽しさを忘れてないか?」という批判でもあるような、ないような。
最後の「だからダークファンタジー」ってのは、ちと論理の飛躍があると思うが、これは安田氏が今創っているゲームがそっち系と言うことで。

ロール&ロール 94号

Role&Roll Vol.94

Role&Roll Vol.94

特集は「スピコピ100回記念」。なのに、なんでこんなセーラー服の女の子なんていう気の抜けた表紙なんだろうか。緑先生のドアップにするべきだと思う。
 (あくまでもイメージです。良いと思うがなあ)


アーカム計画は、沖縄南西沖を舞台にした海底探索短編シナリオ。割と普通に使えそう。


安田氏の「ゲームを斬る」はダイスゲームの話。
『エルダーサイン』について、面白い指摘があった。私は、エルダーサインはアーカムホラーをうまくコンパクト化した良いゲームだと思っていたのだけれど、安田氏は

興味深くはあるが、ダイスを前面に押し出したことで、今度は抽象化が進みすぎている機雷がある。プレイヤーが頭の中で具体化変換できれば良いが、生のクトゥルフホラー感が薄まったのはいまいちかもしれない。(p.109)

とあって、それはあるかも、と思った。(私も私のゲーム仲間も、めいっぱい「頭の中で具体化変換」できる人ばかりだ。)