- 作者: 西村淳
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: 文庫
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とは言うものの、やはりエピソードが面白いところに違いはない。
どうしようもない食材をなんとか工夫して食べられるようにするかと思えば、高級すぎる食材(伊勢エビ)をなんとか気持ちよく食べて貰うために工夫を凝らしたり。相変わらず読んでいて笑いがこみ上げてくる。
ところで、正体不明の食材らしきものを見つけた南極料理人。これは何だと悩むシーンが出てくる。(p.175から)
どう見えたかたというと、色あせたかりん糖、ひげの落ちた小さなたわし、ミニサイズのヘチマ、怪しげな木の根っこ、わらじ虫、カラカラに乾いた大腿骨、毛の生えたキャッチャーミット、雪男の頭皮など。臭いは食べ物らしいのだがどう見ても堅気?の食物には見えなかった。
京大監修手打ち麺の章も爆笑もの。