「秋のファンタジー特集」。短編が3本(「地下室の魔法」(エレン・クレイギス)、「イーリン・オク伝」(ジェフリイ・フォード)、「使い魔」(チャイナ・ミエヴィル))と大河シリーズの紹介記事。
個人的なお気に入りは「イーリン・オク伝」。なるほど「アイスクリームの帝国」の作者でしたか。人間時間で数時間の話が伝記のように描かれていて不思議な味わい。
「使い魔」は、この設定ってゲーム・シナリオに使えそうだなと思った。
冲方丁のインタビューは、マルドゥクを読んでいないのだけれど、なにやら苦悩が伝わってくる。
大森: まあ、少数の冲方ウォーッチャーにとっては、文芸アシスタント制度の構築のために苦闘する冲方自身の姿を描いた私小説として読むことも可能である、と(笑) (p.211)
この部分、半分以上本気だと思う。