先日WOWOWで放映されていたTVミニシリーズ。
バミューダでタンカーが事故に遭う。海運会社社長のライス・ベニラールは、ジャーナリスト、サイキック、学者2名の4人に500万ドルの報酬と引き替えに調査を依頼する。彼等は早速現地に赴く。潜水艦をチャーターして海域に突入したところで怪異現象に巻き込まれてしまい、九死に一生を得たかと思うと次は海軍に拘束されてしまう。訳の分からないまま解放されるが、自分達が妙なパラレルワールドに来てしまったことに気がつく。
環境テロリスト*1をよいしょしているのがうざったいが、それはさておき、脚本が今ひとつ。
バミューダトライアングルをフィラドルフィア実験と関連させるのに目新しさは無いが、そこでできた時空の裂け目が、未来と過去とに影響を与えるという説明は結構面白い。が、それを「時空が混乱しているから異常が起こる」で止められてしまっては宝の持ち腐れ。500年前の遺体とか、6歳の老女とか、幾らでも使いようがあるだろうに、残念。もう少し細かい描写と伏線の練り込みが欲しかった。時間反復ネタもパラレルワールドネタも、旨く使わないと御都合主義にしか見えなくなってしまうのだから、丁寧に描写しないといけない。
サイキックまで出しているのだから、細かい整合性には要注意のはずなのだが。
オープニングに登場する、バミューダのジオラマは中々格好良い。
*1:ぐりんぴ〜す