桜木町駅前のブルク13のシアター7(IMAX/3D)で鑑賞。
意図は分かるんだけれど、いくら何でも詰め込みすぎだよなと思った。それもあって特に中盤までの御都合主義もかなり気になった(御都合主義が悪いとは言わないけれど、準備立てをきちんとやってくれないと疑問が先に出てしまう。で、詰め込みすぎでその辺に充分描写が回ってない。)
終盤は良い感じだし、そのために色々入れたというのは分かる。映画全体としては、「ああ、スターウォーズをこう持ってきたのか」という感じで満足。
(ただ、ルーク3部作、アナキン3部作とは乖離してしまった。)
エピソード4〜6のルーク編を踏まえての語り直し、21世紀のスターウォーズ像ということなんだろうし、旧作ファン向けには色々取り込んでいる(取り込み方は、スタートレックのリブート版に似たタッチ。ただスタートレックの方は単独で見ても分かるところに旧作を被せていたが、今回のは旧作知識が必須な印象)。
詰め込みすぎとは言うものの、エピソード8でここまで話を進めておかないと、エピソード9が入りきらないということなんだろう。
一番気になったのが、カイロ・レンやレイのテーマ曲が頭に入ってないということ。
ルークやレイアのテーマはすぐ分かるのに、こっちの2人は全然だなあ、と。(加えて、ダースベーダーのテーマのインパクトも再認識。あのテーマの使い勝手の良さは凄い。)
特攻使いすぎなのも、反乱軍が追い込まれてのこととはいえ、気になった。(『ローグ・ワン』みたいな話なら、それはそれでありだけど)
ポーグ可愛いね、BB-8は相変わらずの活躍振り。そして、カイロ・レンのへたれっぷりにも磨きがかかり、ファースト・オーダーのぐだぐだぶりはEp.6より酷い状態。ただ、反乱軍が輪をかけて弱体化していて、その相乗効果で世界観全体がこぢんまりした感じになってしまった面もあるので、その辺をEp.9でどうするのかは楽しみなところ。