- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 文庫
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新訳2作(「ふたりの距離」「オラクル」)。「オラクル」は楽しく読めるのだが、「二人の距離」の方はまた強烈。「人は一人では生きていけない」とはよくある台詞だが、突き詰めるとこうなってしまうのか、と。なんか、イーガンの小説に出てくるカップルは大抵ろくな目に遭わないのだが、その中でも飛び切りに酷い目にあったカップルのような気がする。「真心」のカップルはかなり幸せそうではあるが。(^_^)
一作お薦めするなら表題作の「ひとりっ子」になるのだと思うが、多世界解釈とかある程度知っていないと中身を理解するのが少々きついかもしれない。
(1/23追記)
所々、妙な日本語の書き方(過剰にひらがな化してあったり、変にくだけた言い方が混ざったり)があったのが気になった。というのを書き忘れいていた。