k-takahashi's blog

個人雑記用

TRPGの特徴と課題

 引用元は後で記すとして、まずは引用を。

 本格的にプレイするとなると、マスターはもちろん、プレイヤーにも知識が必要になってくる。
 それこそ市販のTRPGのシステムやシナリオを使用する場合は、その世界観や価値観などを理解していなければ違和感を感じるコトになるし
 いちいちマスターに質問すればいいんじゃないの?
 それでもいいんだけど、キャラになりきるタイプは、マスターにそんなことは質問しないでプレイしたいのよ。
 でもな、まあ、実はTRPGがイマイチ一般に普及しないのには、それも原因があるのよ。
 キャラになりきるタイプのプレイが本格派だとすると、役者的なノリが求められてしまう。
 さらにそういう本気なプレイヤーの相手をするには、マスターもその世界の神レベルの判断が求められる。
 この辺の敷居が高いんだよなぁ〜

 仲の良い仲間が集まってワイワイ話をするっていうのはTRPGじゃなくても別に楽しいのですよ。
 でもゲームとして普及して、多くの人が楽しむには、ちゃんとしたルールが必要で、それをプレイヤーが守るコトも大切。
 仲間が集まってワイワイやればそれで楽しい…になってしまう種類の遊びなだけにその境界線がなあ〜
 ぶっちゃけてしまえば、ルールやシステムなんてその場のプレイヤーに合わせて適当にでっちあげるコトだって可能なのよ。
 マスターがプレイヤーにそう言わなければいいんだもんね。
 そう、でもそれじゃあなんていうかゲームとしてのさ、厳しさというかさ、なんていうかさ。
 そういう矛盾がなんていうか…アレなのよ。誰にでも勧められるってワケじゃない部分なのかなあ…
 そうかーなかなか難しいよなぁ… 楽しければいいやって思っちゃうのはダメなのか
 いや、ダメじゃない。 ダメじゃないけどーそこにこだわるからこそゲームなんだと思うんだよな。

 それこそ、言葉を元に想像力をフル回転させるよりもTV画面に映るRPG世界の方が判りやすいじゃない?
 判りやすい方が、より多くの人が触りやすい、これが基本よね。
 マスターとの会話で成立するってコトは、何でもありってコトだしな。
 そういう曖昧なのを普遍的に普及させるのは難しいのよ。

 引用元は、電撃プレイステーション2月23日号の付録の4コマ漫画。なぜ、電源有りゲーム機の専門誌がここまでTRPGに拘るのかはなぞであるが、結構いいとこ突いている。


 PSの場合、ガンパレードマーチとか、GTAとか、世界がきっちり作り込まれていて、その中でかなり好き勝手な行動ができるゲームが結構提供され、それなりの人気を得ている。となると、最後の「判りやすい方が」という部分が強く効いてくる。TRPGで万を超えれば超メジャー(今の日本では不可能に近い)だが、PSの世界なら2〜3万は間違いなくマイナーである、というあたりに数字でもはっきりでてくる。


 演劇志向で押すというのも手だろう(数人とはいえ観客はいる)が、これもMMOという強敵がいるわけだ。
 もちろん、MMOはルール的にがっちりしているので、特に大きめのイベントだとなりきり系に厳しい。しかし、ここにTRPGが活路を求めるとすると、ゆるゆるのバランスのなりきりプレイ、という、正直私には不向きな世界になってしまう。


 もちろん、私のような年寄りの場合は、世界観やシナリオ自体がマイナーで当分コンピュータ化されないところで遊べばいいのだけれど、新規者はそうもいかない。


 やっぱり、良い手が思いつかない>TRPG振興
別にメジャーにならないまでも、もうちょっとは普及しても罰は当たらないと思うのだが。