k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究2007年11月号

軍事研究 2007年 11月号 [雑誌]

軍事研究 2007年 11月号 [雑誌]

 F-Xどうするんだ、問題に関連して、本号にはF-15の改修の解説記事。ラプターがダメなら、F-4の代替は事実上F-15の改修しかない、ということのようだ。米軍自体にも、補助的な用途のためにF-15を改造する計画があり、そこから空自の取れるオプションを幾つか説明してくれている。あとはコストだよな。


 野木恵一氏の「MRAP緊急導入」記事では、米軍がまさに「戦時体制」的な方法で新型装甲車を開発・配備していることが分かる。


 輸送機の解説記事の中でネタとして面白そうだったのが、ノースロップ・グラマンのAJACS(先進統合航空戦闘システム)。30トン級の搭載能力を持つくせに外見はほとんどSF映画です。が、それよりもC-130が1956年の初配備から始まり、あと40年くらい使われそうだ、というのにたまげた。勿論、性能は初期型よりも大幅に向上している(現時点のJ型で、18トンを積んで4400キロを飛ぶ)が、基本設計が良いというのは凄いよな。


 ちょっとうなったのが編集後記。例のミャンマーの件なのだが、

 ただし、たとえ記者と言えども状況の中に飛び込んでしまえばその一部となってしまうものであり、だからこそ危険限界を見極める慎重さと冷静さが必要になってくるのである。今回の事件で鎮圧軍の至近正面に出てしまったのは不可避の事態だったのか、それとも取材者になんらかのミスがあったのかの検証を行い、教訓が導き出せれば今後の取材活動の参考にもなるのではないだろうか。

厳しくもごもっとも。