k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2008年3月号

Newton (ニュートン) 2008年 03月号 [雑誌]

Newton (ニュートン) 2008年 03月号 [雑誌]

 特集は、ブラックホール・ホワイトホール。一つ新しく知ったのが、「ホワイトホールが実在しても観測は不可能?」という話。ホワイトホールは内部から物質を吐き出す天体だが、瞬間的に無限の物質を出せるわけではない。一定時間内にブラックホールに吸い込まれる物質の量に限界があるように、ホワイトホールから出てくる物質の量も限界がある。そして、ホワイトホールにも引力がある。
ホワイトホールから出た物質の一部は引力によって引きつけられるがブラックホールから物質が出られないように、ホワイトホール内へは物質は入れない。結果として、ホワイトホールの周囲に通常物質が降り積もることになる。この物質が充分に降り積もり重力が充分に強くなると、ホワイトホールの外側にブラックホールができたのと同じになってしまう。これは外部からはブラックホールにしか見えない、という理屈。


 レアメタルの解説記事も面白かった。本当に存在量が少ないもの(イリジウムとか)もあれば、チタンのように銅や亜鉛よりも存在量が多いものもある。これは製造技術の問題なのだそうだ。
 もちろん、遍在の問題やリサイクルの課題などは軽視して良いことではない。