チベット仏教をモチーフにして歌う彼女が、中国の歌手として世界に発信されていることにも、何か政治的意図を疑ってしまうのはちょっと勘ぐりすぎでしょうか。
Sa Dingding(薩頂頂) "Alive"(万物生) (2007) - 世界音楽ぶらり旅
本人は芸術的観点からチベット文化に関心があるのだと思いますが、もちろん、中国の実情を考えれば、北京が政治的意図を持って彼女を利用しようとしているのはまず間違いないでしょう。
でも、今の中国で自分の音楽を貫くことができるかな。
Sa Dingding(薩頂頂) "Alive"(万物生) (2007) - 世界音楽ぶらり旅
難しいでしょうね。
音楽自体は、上記ページにもあるように、商業的オリエンタリズムを上手く表現していると思います。いかにもそれっぽい感じ。BGMに使うには向いているのではないでしょうか。