主席大臣は、急変するアラブ世界の例を挙げ、世界情勢は今めまぐるしく変化している、と述べた。中国の全体主義も自然の法則に反して永遠に存続することはできない。中国がポジティブな変化を遂げた時、チベット民族にも必ず自由が訪れる。その時期を予測するのは難しいが、中国本土が急速に変化していることを鑑みれば中華人民共和国の全ての人々が自由を得るという夢が実現する日もそう遠くはないだろう、と教授は語った。
内閣主席大臣、ベルリンのチベット人と支援者に感謝 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
若い世代の民族意識について質問が出されると、驚くべきことに若者の熱意は年輩のチベット人のそれに勝っているようだと主席大臣は答えた。
内閣主席大臣、ベルリンのチベット人と支援者に感謝 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
チベット内部にいる50歳以下のチベット人はダライ・ラマ法王を見たこともなければチベット古来の文化に触れたこともない。中国政府に言わせれば彼らは赤旗の元に育った人々だ。しかしそれにも拘らず彼らはダライ・ラマ法王とチベットの伝統文化に対して厚い信仰心を抱いている。
今に繋がる中共のチベット侵略は1950年(朝鮮戦争のどさくさ)開始。言われてみれば、50歳以下のチベット人はたしかにチベット文化から隔離されてきてしまっているわけだ。