k-takahashi's blog

個人雑記用

戦術入門

 雑誌「歴史群像」に連載された記事をまとめて単行本化した一冊。対象となっているのは、基本的に第二次大戦の陸軍の戦術。歩兵分隊(「コンバット!」の世界ですね)から始まり、規模は師団まで、兵科としては歩兵・機甲・砲兵にまで広がっている。その後に、攻撃・防御・追撃などの戦術を個別に説明している。
 軍オタの人があらためて紐解くような本ではないですが、武器・編成・戦術の記述バランスが良く、コンパクトにまとまっているので入門書としてはお薦め。ファイヤー・アンド・ムーブメント、主攻と助攻、延翼運動、予備隊、浸透と突破、迂回と包囲、などといったことがイメージできるようになると思います。