k-takahashi's blog

個人雑記用

月面の固さについて

 アポロ12号が着陸した地点のすぐ近くには、1967年(2年前)に着陸した無人探査機サーベイヤー3があった。科学者達が月面環境に長期間晒された場合にどうなるのかを研究するために、サーベイヤー3の部品やカメラが幾つも回収され、研究された。
 ところで、今世紀になってからNASA月面基地の研究を本格化した。その研究対象には「月面の固さはどのくらいか」というものがある。ところが、月面を掘ったデータは回収されていなかった。


 しかし、昨年になって、サーベイヤー3から回収してきた部品の一部が掘削に使われたものであることにアラン・ウィルキンソン教授らの研究グループが気付き、保管されている博物館から借りだして調査を開始したのだそうだ。

 詳細は、http://science.nasa.gov/headlines/y2008/20jun_apollorelic.htm にありますが、部品を壊すわけにもいかないので、色々と工夫して計測を行っているようです。模擬レゴリス(月面の土)を使った再現実験に進めそうなところまできているとか。


 こういう地味な研究がたくさんあるんですよね。アポロ陰謀論の方々は、こういう地味な話はお嫌いでしょうが。