k-takahashi's blog

個人雑記用

チベットの正月

 先月、ダライ・ラマ法王日本代表事務所はこんなメッセージを出しました。

ご存知のように2008年3月以降、チベットの首都ラサをはじめ、全国各地で大勢の方々が犠牲になりました。チベット国内では現在も厳しい弾圧が続いており、日々怯えながら生活をしております。

チベット国内の悲しい現状を共有し、在日チベット人も、2009年のチベットの新年(2月25日)の行事を中止とさせて頂きましたので、何卒ご了承ください。

http://www.tibethouse.jp/event/2009/losar2009.html


 そして、今日はこんなニュースが伝えられている。

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は24日、「昨年のチベット暴動で数百人のチベット人が命を落とし、数千人が拘束されて拷問に遭ったため、この新年は例年のように祝い、騒ぐ時期ではない」とする声明を発表。

チベット青年会議も「殉教者をたたえるため新年を祝わない」とし、亡命チベット人社会は反中国政府ムード一色の新年となった。

http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009022501000657.html

昨年3月のチベット騒乱からまもなく1年。25日にチベット暦正月を迎える中、治安当局は厳戒態勢を敷き、チベット族は祝い事をやめて「無言の抗議」をする構えだ。四川省西部、甘孜(カンゼ)チベット族自治州の街の商店は大半が閉店し例年のにぎわいはない。異様な静けさの中、公安や軍の車両ばかりが街を走り回っている。

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版


一方、北京はこんなプロパガンダを流しています。

チベットラサ市では、飾り提灯や花々が町中を彩り、ポタラ宮も真新しいリボンで飾られています。その近くにある竜王潭広場では、チベット劇団がすばらしいパフォーマンスを披露し、人々を引き付けています。ラサ市は楽しい雰囲気に包まれています。

中国各地、チベット暦の新年を楽しく過ごす - 中国国際放送局