k-takahashi's blog

個人雑記用

ゾンビでやりたい放題 (アンデッド・ナイツ)

アンデッドナイツ - PSP

アンデッドナイツ - PSP

主人公は、王妃の奸計にはまり、一族を皆殺しにされた騎士団の生き残り。彼らは悪魔に魂を売り「敵をゾンビに変えて操る力」を手に入れ、復讐に挑む。

というダークな設定のゲーム。でも、キャッチフレーズは「ゾンビでやりたい放題」。


 敵兵をゾンビ化し、そのゾンビを操って、敵を攻撃したり、敵にしがみつかせて動きを封じたり、設備を破壊したり、城門をよじ登らせたりするだけでなく、ゾンビを盾代わりにしたり、ゾンビを投げつけて敵を混乱させたり、ゾンビを叩きつけて衝撃波を発生させたり。挙げ句の果てに、ゾンビに組み体操をさせて橋の代わりにしたりと、確かにやりたい放題。この辺のシーンはゾンビ映画のギャグシーン並。


 最初は、ネクロマンサーよろしく、ゾンビを操っていれば良いのかと思っていたのだが、実際には騎士団の生き残りという設定から予想できるように、自分もガンガン戦う必要がある。特に中ボス戦は敵の攻撃を避けたり、足止めした相手に大技をたたき込んだりと、アクションゲームの色彩が強くなっている。ただ、そのわりには敵の攻撃が分かりにくいように感じた。

 あとは、後半、敵側にもゾンビが出てくるようになるのだが、このせいで、画面がわかりにくくなる(味方ゾンビと敵ゾンビが両方登場するから。よく見れば区別はつくが分かりにくいのは事実。)し、邪悪な手段に手を染めた主人公という雰囲気も削がれてしまう。ゲーム的要請もある(ゾンビ化できない敵キャラとして登場)のは分かるけれど、ちょっとなあ、と思った。


 主人公は、レムス、ロムルス、シルヴィアの3名から1名を選ぶ。今回は、バランスタイプであるロムルスを選択して、一応最終面までクリアー。なお、シルヴィアという女性キャラがパワータイプになっているのがちょっと珍しいと思った。
 クリアー時間とポイントとの総合で各ステージ毎にランクがつくので、ひたすらアタックするのもありかな。私はそこまではやらなくていいや、と感じたので、これで一区切り。


 第一印象よりはアクションゲームの色彩が強いので、そこを考慮した上でこの設定に面白さを感じたならお試しを。(体験版も配布されています。)