k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.129 "Greased Lightning" 〜火のついた油鍋に水を注ぐと危ないというが、どのくらい危ないのか?

伝説は3つ。火のついた油鍋に水を注ぐと高さ9mの火球ができる、C4爆薬を電子レンジで一分間加熱すると爆発する、チーズは大砲の弾の代わりになる。


 鍋の話は「やってはいけないこと」として教育はされるが、実際にどのくらい大きな火が上がるのかの実験をしようというもの。まず、油の種類による違いを実験、キャノーラ油、ピーナッツ油、ラードという発火点の異なる3つの油で実験してみると、最初の2つは6mほどの炎、ラードは意外にも小さかった。
次に、鍋の形を変えて実験してみるが、これはほとんど影響なし。
最後に水と油の比率を変えて実験。結局、油2リットルに対して水1リットルが一番炎が大きくなった。ここで、本当に9mほどの炎が上がっていました。
さて、もっと大きくできないかと考えたバスターズ。水を注ぐのではなく、缶詰を油の中で破裂させればもっと油が飛び散るだろうと考えて実験。これが大成功(と言うのか?)。ゆうに30mほどはあろうかという炎が立ち上っていました。


 電子レンジでC4爆薬を爆発させる実験は、ある映画に出てくるエピソード。映画では1分後に爆発していたが、本当だろうか。
さっそく試してみるが、もちろん爆発しない。それは当然で、電子レンジでプラスチックが加熱されないのは知られているが、C4爆薬はいわゆるプラスチック爆弾なのであるから当然加熱はされないのである。
 そこで、針金をまきつけてレンジに放り込む。これだと針金部分が加熱されるので火がつく。が、そこまで、この程度ではC4爆薬は爆発しない。
ならばということで、雷管をつけてレンジに放り込んだら、今度は2秒で爆発。映画のシーンの再現は無理そう。


 チーズを大砲の弾丸に使う話は、1840年に実際にあったエピソードらしい。でも本当なのだろうか。
ということで、記録にあったエダムチーズ、硬めのゴーダチーズ、そして入手できる中ではかなり硬いチーズであるガロチャというチーズの3種類を用意。これを本当に大砲につめて打ち出すという実験。
エダムはひょろひょろ飛んでいってノーダメージ。ゴーダは砕け散りました。ところが、ガロチャはちゃんと飛んでいって少なくとも帆に穴を開ける程度のダメージは与えていました。ちょっとびっくり。


 でも、今回愉快だったのはC4爆薬実験のときに出てきた爆発物処理ロボット。いや、グラントがそれを見る目が、なんかキラキラしてて。