k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.131 "Crash and Burn" 〜崖から落ちた車は爆発しないのか?

 実験は2つ。崖から落ちた車は爆発するのか、オスマントルコ時代のロケットマンの伝説は本当か。


 車が崖から落ちて爆発する、というのは映画の定番シーンだが、本当にそんなことが起こるのだろうか。ということで、実際に100メートル以上の高さの崖から車を落とすバスターズ。2回実験してみたが、どちらも爆発せず。車の壊れ方を調べてみると、燃料タンクは車の中央部にあって、ぶつかっても壊れにくいようになっていた。また、番組の過去の実験では、燃料タンク自体も爆発させるのが大変なのも分かっている。
 では、どうやったら爆発させられるか。そこで、「最悪ケース」を想定した実験を実施。タンクの上に2トンの重りを落とし、タンクが潰れたところで火が出る仕組みを仕込んでおく。これで実験すると、まさに映画そっくりの爆発が生じる。ならば、このシチュエーションを実現すればよいわけだ。
 そこで、燃料タンクを車のフロント部に取り付けて崖から落下させるという実験を敢行。しかし、これでもガソリンに引火はするものの爆発はせず。これで伝説はBUSTED

 最後は、爆薬を仕込んだ上で崖から落とすという実験。これは見事に映画通りに爆発してました。(って、爆薬が入っているから当然ですが)


 ロケットマン伝説は、オスマントルコ時代の1633年に、ロケットを使って人間を高度300mまで打ち上げ、その人物はそこから翼を広げて安全に帰還した、という伝説。そんなことが可能なのだろうか。以前、「明代の宇宙飛行士」の実験で、椅子にロケットをつけて人を飛ばそうとしたときには大失敗だったのだが。

 検証項目は3つ。人を300mまで飛ばせるか、翼を広げることは可能か、無事生還できるのか。
推力的には300mまで飛ばせるはずのロケットを筒の真下にくくりつけてロケットを製作。翼を広げるところは、パラシュートを打ち出す仕組みで対応、あとは人形が無事に着陸すればよいだろう、ということになる。

 さて、実験。なんと、有名なホワイトサンズのミサイル実験場での実施。ロケットの推力が大きいので普段の場所では実験できなかったのか、面白がってやってしまったのかは分かりませんが。 当然、打ち上げの手続きも本物の実験と同じ。

 結果は、予想通り打ち上げ直後にバランスを崩して墜落でした。最高高度は30m。