k-takahashi's blog

個人雑記用

ルノワール展 〜実は帽子フェチだったのか?(違います)

 国立新美術館で開催中のルノワール展を見にいく。
開場20分前に到着で、並んでいるのは20人程度。開場直前には100人近かったかな。


 ルノワールは安心して楽しめる絵なんですよね。けっして芸術的苦悩と無縁だったとか、大衆に迎合しただけとかそんなことはないのですが、彼は見て喜んでもらえるということを忘れない画家だったので。

 まじめな解説はまじめな人に任せるとして、今回面白かったのが、描かれている女性達の身につけているアクセサリーとか帽子とか。一緒に行った友人達とは、「実は帽子フェチだったのでは?」とか言って笑い合っていたのですが、こういうところもうまく書き上げているから女性美が引き立つのかな、とも。(売店には、帽子のレプリカも売ってました。)
 後期の、古典派を経由してからの裸婦像になると、豊かな下半身と暖かい色調が特徴的。フランス人形のようなかわいい少女達と、豊満な裸婦の2つの傾向を同時に見られるのは嬉しい限り。


 しかし、イレーヌ嬢の絵が大阪会場だけというのは残念。一度現物を見てみたかった絵なんだけどなあ。