k-takahashi's blog

個人雑記用

王力雄氏によるダライ・ラマ法王インタビュー

ダライ・ラマ制度については、私よりも中国共産党のほうがよほど懸念しているようです。その結果、二人のパンチェン・ラマが現れるような状況が起きているのです。そうなれば、中国とチベットの問題はさらに深くなるだけです。何の徳にもなりません。

王力雄氏によるダライ・ラマ法王インタビュー | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

問題は、トウ小平の「事実から真実を求める」が実行されていないことなのです。胡耀邦総書記はチベット問題の現実を理解しようと努めてくださいました。最近では、温家宝首相が「胡耀邦総書記の仕事ぶりは机上のものではなく、人々と接するなかで状況を理解したなかで生まれた仕事であった」と語っておられます。
物事が透明化された状態で問題の実情が調査されないがゆえに、中国にはたくさんの難点があります。物事が透明化されるなら、腐敗は減っていくでしょう。

王力雄氏によるダライ・ラマ法王インタビュー | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

■質問:
もし法王様がチベットへお戻りになることを中国政府が許したなら、そして名実伴うチベット自治が実現したなら、どのような政治体制をチベットにお望みでしょうか?
ダライ・ラマ法王:
これはチベット本土にいるチベット人が決める問題ですし、彼らの大多数が望む通りに決定される必要があります。とくに有識者が中心となって、事実から真実を求めていくことが重要になります。亡命チベット政権では、この50年間、民主路線が取られています。

王力雄氏によるダライ・ラマ法王インタビュー | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所