転生者(ラマ/トゥルク)の選定はチベット仏教において大変重要な儀式であり、政治介入が許されるべきものではない。宗教を政治的な道具として利用することはチベット仏教の教えにも背くものである。
転生者選定に関する声明 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
2010年7月4日、中国共産党政府の監視のもと、『金壷方式のくじ引き』によってチベットデプン寺ローセリン学堂のドジュブ・リンポチェの転生者が選定されたという。中国政府は宗教を蔑ろにし、さらに宗教を政治のために悪用している。当然私たちチベット民族はその決定を受け入れることはできない。
転生者選定に関する声明 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
先代ドジュブ・リンポチェはチベット仏教およびチベット文化の保存と発展のために多大な貢献をされたお方であり、その転生者はこれまで通り、チベット仏教ゲルク派の首座であるガンデン・ティパの承認をもって決定されるべきである。