まおゆう 〜世界と戦う物語

まおゆう魔王勇者 (1) 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

まおゆう魔王勇者 (2) 忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

積んであった「まおゆう」の1巻と2巻を読む。
レイアウトの工夫（話者の入れ替わり毎に網を掛け替えたり）とか、縦書きになっていたりとか、誤字脱字が大幅に減っていたりとか、そういう細かいところはともかくとして、とにかく面白い作品。

後半は結構リライト、というか再構成がかかっているそうなので、4巻、5巻あたりが楽しみ。

で、本書（の元となったウェブ小説）とか、サンデル教授の本とか、去年は結構流行ったけれど、いざとなるとどこかに悪役を作って「そいつが全部悪い」的な発言に終始する人が多いという現実は、色々残念だったりする。
まあ、世界を少しずつでも良くする努力は続けたい。どこかに悪役を作り出してヘイトスピーチして憂さを晴らすよりは生産的だ。

私にとっては、ジャガイモ小説だったりするんですけどね。ほくほく。