- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: Kindle版
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でも、料理には食材の理解が必要で、この場合の食材はモンスターだから料理法と捕り方と戦い方が密接に繋がっているので、設定好きの人間は間違いなく楽しめる。
スライムの構造を分析し、その知識を使ってナイフでスライムを退治する。この辺実に楽しい。
昔、『ペンドラゴン』のシナリオで、ドラゴンが暴れているので退治しなくてはならないが、キーアイテムは妖精が持っている、というのがあった。シナリオのサブクエストに、この食いしん坊の妖精に頼みを聞いて貰うために謎の森に珍しい果物を取りに行く、というのがあったのだが、プレイヤーの一人が「頼みを聞いてくれたら、倒したドラゴンのタンを提供しよう。ドラゴンのタン、美味いぞ」と妖精を言いくるめてしまったことがあった。
あるいは、『Men In Black』のTRPGではデブリーフィングということで、セッション報告シートを書くのだが、中に「シナリオ中に食べた美味しいもの」を書く欄がある。なんと、これで経験点が貰えるというシステムだった。
『ウイッチクエスト』のパンケーキにお世話になった人も多いだろう。
ということで、食事は大事。