k-takahashi's blog

個人雑記用

ゲームジャーナル 39号

ゲームジャーナル39号 真珠湾強襲

ゲームジャーナル39号 真珠湾強襲

付録ゲームは「真珠湾強襲」。手札構築型カードドリブンのシステムで、日米戦を扱おうという意欲作。デザイン的には「大日本帝国の盛衰」の対極に位置する方針で作られている。当事者達の内心に起こりえた問題を扱うタイプで、システムは「一般性」が重視されたものになっている。しかし、デザイナーズノートによれば「同様の制約に悩まされ、同様の三軍連携を求められる」のだそうだ。

ただ、リプレイや作戦研究などが掲載されているとはいえ、「日本軍は緻密な作戦を事前に立てておくことが望まれる」「米軍は日本軍の作戦に適切に対応する必要があり、日本軍プレイヤー以上に熟練が求められる」というゲームで、1プレイが4〜6時間(実際にはもっとかかりそうな気がする)というゲームはなかなか大変そう。


特集合わせの座談会は「太平洋戦争戦略級対決」ということで、日米戦の戦略級ゲームの比較。どう切り出すか、どこまで幅を認めるか、というところで様々なゲームが出ているわけで、それぞれの紹介をしている。この座談会自体が、付録ゲームのデザイナナーズノート補遺みたいになっている。


先日の震災対応について6ページの記事が載っている。署名がないので誰が書いた記事だか分からないのだが、この号のGJ誌に6ページも使って載せるほどの記事か?というのが正直な印象。