k-takahashi's blog

個人雑記用

忌まわしき古代遺跡

忌まわしき古代遺跡―クトゥルフ・ワールドツアー

忌まわしき古代遺跡―クトゥルフ・ワールドツアー

アークライトの「クトゥルフ・ワールドツアー」シリーズの第2巻。今回は「遺跡」をキーワードに英語版資料を編集したもの、シナリオの翻訳、クトゥルフ的解釈に基づく石見銀山資料などが64ページの中にまとめられている。読んでいる分には面白いのだが、大きなネタが多いので、いざシナリオに使おうと思うとそれなりの規模のシナリオでないとバランスしないような気もする。
テーマに関心があるなら値段(1800円)も手頃なので、買ってもよいでしょう。


坂本雅之氏のイントロダクションには、

アメリカのシナリオをそのまま翻訳出版することには、障害があってなかなか実現しないことが多いが(かつて出版済みのものの再版ともなればなおさらである)、本書のような形ならと言うことで実現にこぎ着けたものだ。

とあり、どういう障害があるのかは知らないが、個人的には歓迎。本当は、上にも書いたけれど、大物シナリオの和訳が欲しい。