- 作者: 桜井政博
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/04/02
- メディア: 単行本
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どういう仕事をしているかなど結構具体的で興味深いので、「ディレクターというお仕事」というあたりに興味のある人にお奨め。(但し、経歴から分かるように非常に恵まれた環境での仕事が多いので、そういう意味ではちょっと偏った見方ではある。)
同じく、2008年〜2010年なので、ソシャゲ関連はほとんどなし。但し、「マスを狙うべきか?」の議論がソシャゲ興隆のため、意味合いが変わってきているなとは思った。
いくつか抜き書き
おもしろそうだけど、やってみたらそうではなかったというゲームが、いちばん勉強になります。(p.91)
なるほどと思った台詞。「面白いのに気付かなかった」という問題と対になる。
これ、自分の仕事でも言えるな。
定食を食べに行ったとき、その食材を作ったと言うことでトラクターのチラシを横から突っ込まれたら、さすがに良い気分はしないでしょう。(p.102)
ドラクエを起動したときにcodecの会社のロゴが出る件。たしかに、これをプレイヤーに見せても意味ない。一方で、違法コピー警告とかも普通のユーザに意味は無いわけで、線引きは意外と難しいかもしれない。
原始的な快感をなるべくストレートにゲームに繋げたとき、何が生まれるのだろう? と思うこともあるのです。あまり自由にならないものですけどね。(p.110)
なにやら桝田省治的なコメントだけれども、ここでは「倒した敵を食材にして食べてしまう」という話題。倫理規定だの何だの大変らいし、と書くとまたも桝田省治的だな。