k-takahashi's blog

個人雑記用

測定の難しさ

CERNでは、昨年超光速ニュートリノの話も出ていたが、ごく小さな違いをきちんと測定するのは非常に難しい。ヒッグス粒子の実験も、条件を必死に整え、多量の実験を積み重ねることで達成した結果なのだ。


測定の難しさという点で、実は放射能の測定も精度を上げようとすると非常に難しい。校正もしていないなんちゃって測定器で手順も何も考えないなんちゃって測定をしたあげく、数字を振り回すアホが後を絶たないが、一方でなんとか正確な測定をしようとする努力をする人もいる。
その代表格である、東大の早野龍五先生がによる解説スライドが

にある。


工夫して測定精度を上げて真実に迫る、という点で、ヒッグス粒子検出実験もWBCも精神は同じ。早野先生がヒッグス粒子発表会場にいたのは、偶然ではない。