k-takahashi's blog

個人雑記用

ネット積極活用、得票に直結しなかった

23日に投開票された東京都議選では、当選者よりも落選者の方が告示前のインターネット活用に積極的な傾向があった。

http://mainichi.jp/select/news/20130624k0000e010149000c.html

ネットのホームページ(HP)、ツイッターフェイスブックを三つとも使っていると答えた89人のうち、約6割の55人が落選

http://mainichi.jp/select/news/20130624k0000e010149000c.html

和田浩幸名義の記事だが、何を調べたのかさっぱり分からない。
どう考えたって、今回の都議選に大きな影響を与えたのは「政党」。なのだから、「政党」の影響をまず取り除かなければ他の要素の影響なんて影に隠れてしまう。そんな最低限の分析の基礎すら、毎日新聞には無いようだ。そもそも、HPとツイッターとFBがなぜ同じ重みなのか、その根拠は何?>マイニチ

三つそれぞれを▽使っていない=0点▽週数回以下の頻度で更新している=1点▽毎日更新している=2点−−として点数化

http://mainichi.jp/select/news/20130624k0000e010149000c.html

点数化したところで、数学的な気分になってしまったというところか。


もちろん、きちんと調べた結果として「ネット活用は得票に結びつかない」という結論は出るかもしれない。ただ、少なくとも、今回の毎日新聞の調査・分析は論外だ。


というか、「利用無し」の人の当選率が12.5%(当選:1、落選:7)、「利用有り」が当選率53.7%(当選:102、落選:88)なんだから、同じ調査から「ネットを活用できない政治家は、ほぼ落選する」という結論だって出せるよ。


変態新聞がネットに敵対的なのは今に始まったことではないが、こんなずさんな調査を良く記事にできると思う。ニセ科学やインチキ医療の記事が新聞からなくならないわけだ。