k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2013年

富士山

カンボジアの首都プノンペンで開かれていた国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は26日、審議を終了し、日本が推薦した「富士山」(山梨県静岡県)などが正式に世界遺産リストに登録された。

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20130626-OYT1T01154.htm

というニュースに合わせたかのような特集だが、こちらは科学的な話が中心。

富士山と北岳(日本第2位)との標高差が600m弱もあるのに、北岳(2位)と立山(20位)との差が200m弱しかない。つまり、富士山は「飛び抜けて高い」のである。

それは、「富士山がある場所は、プレートが3枚も重なり合っているという世界的にも珍しい地域」(フィリピン海プレートが、北アメリカプレートとユーラシアプレートとによって引き裂かれ、その切れ目から地中のマグマが上がってくる場所)だからという解説。この切れ目に沿って火口が並んでいる。


富士山の噴火については2月号の記事と重なるが、火山灰対策(ゴーグルとか)が必要という指摘。

対数

もう一つの特集は「対数」。
計算尺の使い方の解説なんてのを読んだのは久しぶり。
log2〜log9 までの概数を求めるところは、なんとなくテトラちゃん的。

太陽

活動極大期の太陽の迫力ある写真が色々。「コロナホール」(p.81)は、なんとなくSF的というか、ファンタジー的というか。
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130610/wir13061006310000-p1.jpg
(写真は、sankei.jp より。同じ写真がニュートンにも掲載されている。)


もう一つ面白かったのが、「太陽表面の振動」の写真。内部構造を推定する手がかりとなるそうだ。

サンゴ

珊瑚礁の綺麗な写真もよいものだが、サンゴ同士の戦いの写真というのが面白かった。
サンゴはクラゲ同様の刺胞動物なので、毒針を持っている。この毒針(スイーパー触手)で別のサンゴを攻撃する写真が載っている。(p.93)