k-takahashi's blog

個人雑記用

ウォーゲーム日本史 19

国産ゲームで「壬申の乱」と言えば、高梨先生の作品がある。当然、それを踏まえたゲームになるはずで、何をどうするのかについてのデザイナーズノートを期待していた。実際、本誌にも

かつてアド・テクノス社より出版され、ゲームジャーナル社から再版された『壬申の乱』の完成度が高く、同じテーマを出すことの方が「タブー」であると言えた。(p.12)

と書かれている。書かれているのだが、高梨デザインをどう評価し、本作で何をしたかったのかというのがほとんど説明されていないのは残念。(そもそも、そんなタブーなんてあったか?)


ゲーム自体は、カードドリブンで倭京を焦点にしたコンパクトな仕上がりだけれど、もうちょっと本文部分で色々と読みたかった。


遣唐使の戦い』は、歴史系雑誌のおまけに良いかなと思った。道真、時平、鑑真、阿倍仲麻呂、と言った人物も、歴史的位置づけも、歴史に興味のある人なら確実に知っているだろう。ルールやシステムもシンプルだし。


『元亀争乱』の追加ユニットは嬉しい。(特に、安土城ユニットはプレイしていて欲しいと思ったマーカー)