k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2014年3月号

特集は、三角関数とフェロモン。
三角関数の方は、高校レベルの数学の話かな。余弦定理とか加法定理とか懐かしい。
フェロモンの方はファーブルの蛾の実験から始まり、色々な動物(蛾、豚、イモリ、金魚)などの例の紹介。アリの行列作りとか警戒信号としてのフェロモン(アブラムシ)なども。
蜂の女王がフェロモンを出しているのは知っていたが、毎日1000万匹に影響を与えるだけのフェロモンを出していることと、それがフェロモンの効果が長続きしないこと、そして女王が衰えると直ちに働き蜂が対応することなどに繋がっている、というのは理解していなかった。
インタビューは、オックスフォード大学のトリストラム・ワイアット博士。「フェロモンは、臭い物質が進化を経て意味を持つようになった」とか「種に特有なものがフェロモン、個体や集団を識別するものがシグニチャー・ミクスチャー」とかいうのは知らなかった。

イエローストーン国立公園

間欠泉や黄色い岩肌、ミネルバテラス、ロウアー滝などで知られるイエローストーン
地下のプルームが測定されているそうで、イラストが掲載されていた。結構怖いものがある。

写真の上の方にある緑の部分がイエローストーン公園(四国の半分くらいの大きさ)で、プルームの大きさが分かる。

ラン

育成が難しいことで知られるラン。
実はランの種子は自力で発芽できない。種子に栄養がないため、共生菌が入ってこないと生育できないのだ。そして、花を咲かせるにはさらに別の共生菌が必要。
2つの共生菌が必要なのが、ランが環境変化に弱い理由だそうだが、なんでこんな仕組みになったのかなどは研究中。