k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 222 – "Plane Boarding" 〜完全犯罪に挑戦

アダムとジェイミーが実験するのは、飛行機の搭乗の仕方。飛行機を前後に複数のブロックに分け、後ろのブロックから順に乗っていくという方法は効率が悪いという指摘の検証。

ということで、倉庫の中に飛行機を作ってしまう二人。173席の客室というから737クラスということかな。放出された荷物入れと座席を利用してリアルに再現。新型工具を自慢げに使ってすごいペースで組み上げていく。

実験では実際に人に動いてもらうのだけれど、そのためのボランティが200人。すんなり集めてしまうのはさすが人気番組。
評価基準は基準は所要時間と満足度。搭乗アナウンスをノリノリで行うアダム。

まず後ろからの一般的な方法だと所要時間は25分、満足度は19点。これが基準になる。
次にランダムな順で入れていく方法。所要時間は17分と改善したが、満足度は12点と低下。
次がWILMA。窓側、中央、通路側、の順で入れていく方法。所要時間は15分と更に改善し、満足度も高い。
そして、ブロックとWILMAを組み合わせた方式。所要時間はWILMAと変わらないが満足度は更に上昇。
完全自由(早い者勝ちで好きなところに座って良い)だと所要時間は14分とベスト。しかし一番不満が大きい。
最後がリバースピラミッド方式。アサインが複雑だが時間は15分。

いずれも、現行方式よりは早いという結論だった。
ただ、これ、ボランティアの人が段々慣れていった効果とか排除してあるのかな? あと、困ったちゃん対策とかどうなるんだろう。

ちなみに、先月の出張でアメリカの国内便に乗ったときには、乗り込む順は事前指定、席は自由、という方式だった。多分、効率は良いのだろうな。


アシスタントチームは、歯で弾丸を作れば死体に証拠が残らないという伝説の検証。歯や骨と言った材料で弾丸を作って射殺すれば、死因が分からなくなるという話。

まず、歯科医から本物人間の歯を調達。これはびっくり。
さてここからが問題。歯で硬い象牙質は表面だけ、これをどう削れば有効な弾丸になるだろうか。この課題を抱えつつ3人はそれぞれ、散弾銃用、拳銃弾用(38口径弾)、ライフル用の弾丸を作成してみることにした。
散弾担当のトリーは単に砕いた歯を詰めるだけ。これは単純。拳銃弾担当のキャリーは加工せずそのまま付ける。固さ優先のやりかた。ライフル担当のグラントは弾丸の形を重視して削る。さらに、グラントは骨を使った弾丸も作成。制作中に、歯では駄目そうと考えたようだ。

評価方法は、銃器として有効か(精度と効果)、法医学者を欺けるか、の2点。

まず命中精度のテスト。拳銃はとんでもない方向に飛んでいってダメ、散弾銃は実弾と同じくらいでOK、ライフルは衝撃が強すぎて歯が砕けてしまう。追加で作った骨の方はOK。
次が貫通力テスト。例によって弾道ゼラチンを使って効果を測る。散弾銃は4センチ、ライフルは5センチ、めり込んだ。鉛玉よりはだいぶ劣るが、一応殺傷力はある。

最後に法医学者を欺けるか。
実験用に内臓のある豚を用意し、これを撃って、法医学者に鑑定を依頼するということにした。
ただ、内臓のある豚は売られていないので、豚と内臓を別に買ってきて、内蔵を戻すという過酷な作業、キャリーには大災難でした。

撃ってみて法医学者に見せたところ、あっさりと判明。この程度の小細工で専門家を欺くのは無理でした。