k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事とIT 陸の巻

軍事とIT 陸の巻

軍事とIT 陸の巻

井上孝司氏の軍事IT本。「陸戦とIT」、「指揮統制・指揮管制とIT」、「個人用装備のIT化」の3章構成で基本的な情報をまとめてくれている。
空や海と比べてとにかく数が多いのが陸。さらに地形も複雑で、最後は人をどうするかということになる。この辺が陸戦ITの大きな課題ということになる。
いわゆる指揮管制車の中にたくさんの無線機がある理由(色々なレベルで通信が必要だから)というのは、言われてみればもっともな話なのだけれど失念していた。

AAVC1A1の例を示すと、こんな具合である。
社内の左側に無線手席x5、右側に指揮官席x1、幕僚席x3、操縦席背後に指揮官席x1を配置。
むせんきはVHF用のAN/VRC-89x2x2セット、VHF用のAN/VRC-92x2x2セット、HF用のAN/PRC-104x1、UHF/VHF兼用のAN/VRC-83x1、合計10台。
(中略)
こうした問題を解決する救世主になる(かもしれない)のが、第3回でも取り上げたソフトウェア無線機(SDR:Software Defined Radio)だ。
(No.795)