映画版を鑑賞。小説版とはほぼ無関係なアクション重視のストーリーになっている。
全体のテンポが良いのと、何が起きているのかよく分からないまま追い立てられるという雰囲気は良く出ている。ゾンビ映画だということを前提にして、その辺の解説をグタグタせずに流しているのもスピード感と混乱具合の描写に貢献している。（ただ、ゾンビ映画を知らない人は分からないままになるかも）
ストーリーはかなり御都合主義的なところが目立ち、なんかゲームのシナリオみたい。ただゲームのシナリオっぽいところは、アクションゲームの主人公的な活躍が見られるということでもあるので、これはこれでいい。
いきなり研究者の若者が死んでどうすんの？となったり、ゾンビが音に反応するのが分かっていて大声で歌って結果としてゾンビに襲われるシーンとか「早く止めろよ」と思うし、最後一か八かで注射するところももうちょっときちんと伏線張れば良いのにとも思った。この辺スピード感重視だったんだろうが、もうひと頑張りして欲しかった。
アクション・ゾンビ映画としては十分面白かった。続編は企画段階で流れてしまった模様。
