先日の続き。
マルチエンディングであることは、直線的でないということであり、コスティキャン流に言えばゲームの条件ともいえる。たいていの美少女ゲーは、複数登場するヒロインそれぞれと結ばれるようなエンディングが用意されており、マルチエンディングである。
マルチエンディングが、美少女ゲーにとって本質的なのかというのはちょっと考える必要がある。
まず、最初からヒロインが一人しかいない美少女ゲーはありえるか。例えばプリンセス・メーカーはヒロインが一人しかいない。プリメはリソース・トークン管理がメインで、育成ゲームにカテゴライズされるが、これを美少女ゲーのシステムに載せることは可能のはず。さて、これは美少女ゲーか?
シナリオやグラフィックが相応のレベルにあれば、おそらくゲームとして受け入れられるだろう。
では、もしヒロインが一人でエンディングが一つだったら、これはゲームだろうか?
古いタイプのアドベンチャーゲームには、マルチエンディングではないものがある。(いわゆるバッドエンドをマルチエンドに含めるかどうかは微妙だが、システム的には堂々巡りするだけでバッドエンドしないアドベンチャーもありえる。) さて、これはゲームか?
おそらく、選択肢の存在によってプレイヤーはこれをゲーム(的)と思うだろう。つまり、リソース・トークン管理と無縁であっても選択肢があればゲームと感じるのではないか、という仮説になる
では選択肢が一切無い場合はどうだろうか? さすがにゲームというのは厳しいと思うが、もしかするとそういう美少女ゲーもあるのかもしれない。
ちと、ひぐらしを調べてみる必要があるのかな。
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