k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 60: Earthquake Machine

 邦題は「地震発生マシン」。あのニコラ・テスラの発明、小さな振動装置を建物に付けて動かしたところ、地震のような大きな揺れが発生し大騒ぎになったというエピソードである。以前に橋の上で軍隊が行進すると橋が落ちるという実験には失敗しているミスバスターが、今回は「20世紀を発明した男」ニコラ・テスラに挑戦。
 特許局の記録からテスラの発明の図面を入手したアダムとジェイミーは、まず簡単な再現として掘削機を改造してみる。しかし、これは振動数があがらない。空気バネを機械バネに入れ替えたところ振動数は上がったがそのうちにバネが破損。より小型の掘削機を使って、金属の角棒を振動させようとするがこれもうまくいかない。
 結局、二人はグラントに相談し、彼の持っていたリニアモーターを借りる。このモーターは100分の1ヘルツ刻みでの精密な調整が可能で、金属棒はこれで大きく共振させることができた。次に建物の6分の1の模型(なんと、テスラの使っていたビルの図面が残っていた!)で試すが、これは失敗。
 これでは不満だったアダムは、実際の橋で試そうと言い出す。そして、出かけたのがカルギネス橋。この橋にグラントのリニアモーターを付けて振動させてみた。もちろん、地震のような揺れが起きて橋が壊れることはなかったものの、わずか3キロのおもりの振動で橋全体が確かに揺れており、二人がかなりびびっていたのが面白かった。


 アシスタントチームは、ラバライトが爆発して人が死んだという伝説の検証。これは、2004年にワシントン州で実際に起きた事件だという。 の前に、「ラバランプって何?」と思ったので調べてみると、wikipediaの解説は http://en.wikipedia.org/wiki/Lava_lamps に。写真とかは http://www.rivet-jp.com/store/zakka/interior/newzakka/lavalamp.html にありました。70年代に流行ったインテリアだそうです。伝説では、このラバランプ(ラバライト)をコンロの上に置いておいたら爆発し、破片が心臓に刺さって男性が死亡したのだという。
 試してみると確かにコンロの上で加熱したラバライトは爆発。しかし、最初の実験では実験用の人形には小さなガラスの破片が浅くささっただけ。そこでキャップに封をした上で、加熱したタイミングで水をかけてみたところ、見事に大爆発。大きめの破片がしっかりと刺さっていました。
 では、他のものは爆発するか、と調子に乗った3人は、豆缶(軽く破裂)、特大の豆缶(大爆発。そして部屋中に豆の臭いが)、肉缶(飛び出した)、瓶ミルク(破裂して破片が刺さった)など次々に実験。
 結論としては、密封された容器をコンロで加熱すると充分な殺傷力を持った破裂を起こす、ということに。
 瓶や缶が破裂する度に大喜びする3人が愉快。