タイトルの "Fire in the Hole"は、「爆発するぞ!」という警告の決まり文句。吹き替えだと分からなくなってしまうけれど、字幕時代には散々聞いてきたフレーズ。
一つ目は、敵が投げてきた手榴弾を銃で撃ち落とす・撃ち返す、という伝説。そんなことは可能なのだろうか?
まず、アダムとジェイミーがクレー射撃のトレーニング。最初は戸惑いながらも、そこは散々銃を使ってきただけのことはあり、しばらくすると簡単なものなら撃てるようになった。
普通クレー射撃は的が横に飛ぶが、これを手前に飛ばしてきたらどうだろうか? 二人が試してみたところ、むしろこの方が簡単なくらいだったとか。試しにジェイミーが自分ベレー帽を投げてみたところ、見事にアダムが銃弾をヒット。(「記念にするからくれ」「これしかないんだ」「代わりのを買うからさ」とか相変わらずの漫才トーク。)
射撃の的を散弾銃で撃てるのは分かった。では、手榴弾サイズの物をピストルで撃てるのか?
これは、とにかく二人がひたすらチャレンジ。とにかく当たらない。延々と試した結果、なんとか命中させることができ、「できないわけではない」という結論。
最後が、手榴弾に弾丸があたったらどうなるか、の検証。
これは本物を使うので慎重に実験してました。
まず12ゲージの散弾。これは手榴弾を粉々にしてヒューズも起動せず。予想では散弾では手榴弾は壊せないと思っていたので、アダムもびっくり。
次が45口径の拳銃弾。これは手榴弾からヒューズをはじき飛ばして、手榴弾は無力化。
最後が、308口径のライフル弾。これは弾丸が命中した瞬間に手榴弾が破裂。衝撃が大きすぎてその場でヒューズが起動してしまうらしい。銃撃で破壊できると言えばその通り。
ということで、伝説は「ありうる」と。もちろん、「当たれば」の話。二人とも散々銃を撃って満足げ。
二つ目は、突然爆弾を見つけてしまい、すぐに対応しなければならない。適当に処理したとして命は助かるか?という話。アシスタントチームの担当で、450gのC4爆薬を使い、圧力計と人形を置いて怪我を推測するというもの。
まず、書類キャビネットに放り込んだ場合。爆発でキャビネットが破壊され、破片が人形を襲うという結果。大けがは免れない。
次がベッドの中に放り込んだ場合。意外にもこれは有効。爆発のエネルギーが上に抜けてしまい、布団がバラバラになることでショックが吸収されしかも布団の中身は飛び散っても殺傷力がないため、人形は無事でした。
次が水槽の中。ガラスが飛び散って惨事になるかと思われたが、エネルギーの大半は水を上に吹き飛ばすのに使われたためか、ガラスは割れ落ちた程度で済み人形は無事でした。
最後がゴミ収集車。収集車の後ろに立つともろに爆風を喰らうけれど、横にいけば爆風はほとんどこなくて無事、という結論。
追加で、金庫の中にいれた場合。漫画的には大丈夫になる展開だけれど、実験では金庫が破壊され、金属片が飛び散る惨事に。
ということで、爆弾はベッドの下か水槽に放り込んですぐに伏せるのが正解のようです。