k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.122 "Thermite vs. Ice" 〜氷の上でテルミット反応を起こすと大爆発になる

 検証は3つ。氷の上でテルミット反応を起こすと大爆発が起こる、カーステレオを大音量でかけていたらSKSライフルが暴発する、S&W.500マグナムの持ち方が悪いと指が吹っ飛ぶ。


 テルミットの話は明快。45kgの氷の上で5kgのテルミット反応を起こすと爆発を起こすという伝説。これは素直に実験あるのみで、試してみると確かに爆発を起こす。調べてみたが理由は不明だそうです。
なお、例によって暴走するバスターズは、量を「10倍」にした実験を敢行、見事に大爆発を起こしていました。


 カーステ暴発は少々ややこしい。SKSカービンという銃がある。安価なことから米国でもポピュラーな銃の一つだが、撃針が動きやすいという欠点がある。この伝説は、車内にSKSをおいたままカーステレオを大音量でかけたら、その振動で銃が暴発したというもの。
 実験は、巨大なウーハーを車につけて、車内にSKSを多量に起き、大音量で音楽を流すというもの。しばらくして車内から煙があがり「おお、本当に暴発か」と思ったらウーハーが焼けた煙でした。さすがにこれで暴発は無理。
ウーハーでだめなら爆薬だ、とばかりに爆発物の近くにSKSを並べて爆発を起こす実験をしたところ、一丁だけ暴発していた。さすがに、これは無茶な設定だが。


 銃の握りか他が悪いと指をやられる、というのは少々再現がやっかいな実験。両手でグリップを持たずに、片手を銃身に添えるような持ち方をすると、弾倉から噴き出す炎にやられるということらしい。鶏肉を組み合わせて手状のダミーを作り、そういう持たせ方をした上で発射してみると、確かに相当のダメージが入っていた。


 テルミットの爆発は凄かったけれど、実験は割と単純なものが中心だったかな。