- 作者: 山本弘
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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中身は、山本氏の3つの顔を知っている人にとってはかなり普通。本質的にはエッセイストじゃないのだろうし、この界隈にはもっと突っ込んで書ける人が多いからというのもある。
ところで、本書のタイトルは「ぼくドラえもん」の16号に載せた文章からとっている。しかし、このタイトルを選んだ理由が今ひとつ腑に落ちない。ドラファンは、と学会には反応しても他の二つにはそれほど反応しないだろう。中身も確かに山本弘っぽいなと私は思うが、散漫だとの印象を持つ人の方が多いような気がする。並び方も内容別なのだが、これは時系列の方がよかったのかもしれない。
私は気軽に読めてそれなりに楽しんだけれど、ちょっとターゲットがよく分からない一冊だった。