k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 70: Hindenberg Mystery

 1937年5月6日、ドイツの飛行船ヒンデンブルグ号が有名な大火災事故を起こしている。私が子供の頃には「水素が原因」ということになっていたのだが、数年前にNASAのベイン博士が「外皮の塗料が原因だ」説を唱えていた。私もこの説は聞いたことがあり(多分、ディスカバリーチャンネルの番組だ)、ほほうと思ったのだが、それをバスターズが検証してくれるとのこと。
 実験は50分の1の模型を作り、当時の塗料を塗っただけ、更に水素ガスを入れる、の2つで燃え落ちる速度が違うかどうかを試そうというもの。試してみると、燃え落ちるまでの時間が水素ガスを入れた場合の方が倍近く早く、なにより、燃え方が当時の映像資料とそっくりで、塗料が複合要因の一つになった可能性は残るものの、主因は水素だろうという結論になった。


 アシスタントチームは、クロコダイルの伝説。と言っても、白いのが下水道の中にいるとかそういう話ではなく、「クロコダイルに襲われたときには、ジグザグに逃げれば逃げ切れる」という伝説。
 まず、ジグザグで走る様子を録画し、速度を割り出す。次にその動きを再現するようなメカニズムを作成。そこには脚に肉を付けたバスター君を設置する。このマシンを実際のクロコダイルの前で動かして追いつかれるかどうかを確認しようというもの。肉を注文したら冷凍の鳥がまるごと送られてきてキャリーが大騒ぎをしたり、ジグザグ走システムの動きがあまりにも怪しかったりとメカを作る部分で爆笑。
 実験はフロリダのワニ園で実施。ところが、待てど暮らせどワニが反応しない。突っついてもダメ。ワニの種類を変えてもダメ。結局実験は実施できず終い。最後にトリーがワニを棒でつっついてみて、追っかけられたらジグザグ走で逃げてみるという実験を実施。ワニが口を拡げた瞬間トリーはまっしぐらに逃げて終了。
 結局の所、ワニは最初の一撃さえかわせば、それ以上追っかけてくることはなく、ジグザグ走だろうが直線走だろうが関係ないという結論。