邦題は「マイクロチップが爆発？」。マイクロチップというかRFIDですね。埋め込み式で患者の情報管理に使っているものらしい。
原題を見ると分かるとおり、視聴者からの意見に答えての再実験の回。今回は５つのアイテムを扱っている。
まず、高速取り締まり。Ep.73で実験した速度違反取り締まりカメラについての伝説（http://d.hatena.ne.jp/k-takahashi/20071226/1198681445）の再検証。視聴者からいくつかクレームがあり、そのうち「カメラの位置が低すぎるからだ」という部分の再検証。しかし、シートレンズ、反射プレート、スプレー、いずれも効果無し。
もう一つは、「もっと速度をあげればいい」というクレーム。実際、イギリスでは、速度違反カメラでの取り締まりには写真が2枚必要という決まりがあるため、時速290kmで走ると2枚撮られないとう結果があるそうだ。但し、アメリカは1枚でよい。
ここで、二人が持ち出したのがドラッグレースカー！ 時速３９０ｋｍで爆走するレースカーはカメラの写真を逃れていました。ものすごい迫力で爆走するマシンに、二人とも妙に嬉しそう。
次が、RFIDがMRIで爆発するという伝説。Ep.19で検証した「入れ墨をしたままMRIを受けると爆発する」という伝説があり、これはBUSTEDとなったのだが、今度はRFIDチップが爆発するという話。実際に医療用に使用されているベリチップ社のRFIDで実験。豚肉に埋め込んで実験してみるが問題なし。ここで、なんとこのチップをキャリーに埋め込んでの実験。当然問題なし。医療用ということでそれくらいは検証済みのようだ。
次がおなじみ忍者ネタ。Ep.78で、忍者が飛ぶ矢を掴めるかという検証を行った（http://d.hatena.ne.jp/k-takahashi/20071224/1198506310）が、「モダン・ニンジャは、１８ｍの距離から撃たれた９ｍｍ弾を素手で弾丸をはたき落とせる」というさらに無茶な伝説があるそうだ。
まずは、もう少し緩い条件でアシスタントチームが実験。９ｍｍ弾の１／５の速度で飛んでくるペイントボールをトリーが素手ではらえるかというもので、散々試したあげくにようやく1度だけ成功。嬉しそうにトリーにペイント弾を打ち続けるキャリーが酷い。
さすがに実際の実験は無理なので、ダミーの手をロボットハンドで動かしてみる実験装置で実験を行うが、当然のごとく無理。手に当たったら手がやられてしまうだけでした。
水中に沈んだ車から脱出する実験（http://d.hatena.ne.jp/k-takahashi/20071225/1198593090）に関連して、ある映画では「水中に没した車から抜け出したが、浮上すると悪漢に撃たれてしまうのでタイヤの空気で息を繋ぐ」という場面があるそうだ。これができるかどうかの実験。
実際にアダムがタイヤの空気を吸おうと試みるが、これは失敗。どうしても水が入ってしまうそうだ。
ただ、簡単に諦めていたが、一旦手に取るとか、道具と併用するとか、もう一工夫して欲しかった実験。
5つめがエアバッグ。エアバッグの勢いで親指がちぎれたという伝説。いわゆる10時10分の位置を掴んでいるとその危険があるという。これもダミーで実験。
試してみると、エアバッグが腕を払いのける形になるため親指にはダメージは入らない。
ここで続報。人差し指と中指、薬指と小指をくっつけて、中指と薬指の間でハンドルを掴んでいると親指が傷むというニュースが発見された。なんでまた、ヴァルカンサインで運転するのかは謎ですが、この形だと確かに親指がエアバッグの前に来る。ダミーで試してみると実際に親指にかなりのダメージが入ることが確認できた。
