k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 78: Walking on Water

 忍者特集。お題は、ミズグモと真剣白刃取りと飛んでいる矢を掴む話。


 ミズグモはアダムとジェイミーの担当。このネタは日本では散々取り上げられているもの(学研の科学漫画にもあったような気がする)で、結果は見るまでもなく明らか。それを二人がどう検証するかが見所である。まず文献通りにミズグモを再現する。どこから資料を探し出したのか分からないが、妙にそれらしいものを作り上げていた。そして、プールでの実験に挑むアダムだが、もちろんあっという間に水没。素早く脚を動かせばなどと世迷い言を言うアダムだが勿論失敗。
 さて、作り直し。今度は現代の材料を使い充分な浮力を持つような分厚いスキー状の履き物を作り出す。プールで実験すると確かに浮きはする。が、まったく動くことができずあえなく転倒。
 最後にジェイミーが、コーンスターチを溶かした水を用意し、この上なら走れるぞとアダムを促す。このネタはよく知られたものだが(http://www.eyeladream.com/quest/quest-Q820706.html とか)、例によって嬉しそうにはしゃいでました>アダム


 真剣白刃取りはアシスタントチームの担当。
 まず、剣を振り下ろす速度、両手のひらで物を挟むときの力を測定。その速度で刀を振り下ろす装置と、弾道ゼラチンで作った手のひらをその力で挟む装置とを作成する。あとは、タイミングを合わせて機械を動かす。
 最初の実験でいきなりぴたりと剣を掴み喜ぶアシスタントチーム。しかし、映像を見てみると、頭に剣が当たって跳ね返り、それを掴んでいただけ。気を取り直し何度も実験するが中々タイミングが合わず。ダミーヘッドは傷だらけに。なんとかタイミングを合わせることには成功したが、今度は手のひらを削ぎ落とすような結果になってしまった。


 矢を掴む話は、忍者が飛んでいる矢をつかみ取ったという伝説。ゆっくり飛ぶ矢ならアダムでもなんとか掴むことができたが、普通の速度で飛ぶ矢はとても無理。ジェイミーが作ったロボットハンドで繰り返し実験をするが、人間の5倍の速度で指を動かしてようやく矢を掴むことができた。伝説自体はBusted
 人間の指の動きとかを作るのは大変そうだが、そこはやはり何度も経験があるそうで、チェーンやバネを使って見事に作り上げていました。さすがジェイミー。


2009/03/07 にコメントを受けて追記

 伊賀流忍者博物館にミズグモの現物が残っているそうです。
収蔵品目録には、「沼堀を歩く歩行道具」と解説がありました。