【北京=尾崎実】中国政府が近くチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の代理人と直接対話する方針であることが、25日分かった。国営の新華社が関係当局者の話として「中央政府の関係部門がダライ・ラマの個人的な代表と接触し、協議するつもりだ」と報じた。チベット騒乱の鎮圧に端を発した国際社会の批判が長引く中、北京五輪を控えた中国は事態の収拾に向けて本格的に動き出した形だ。
中国政府とダライ・ラマ側の対話が実現すれば昨年7月以来。欧米各国や日本などから双方の対話を求める声が強まっていた。ダライ・ラマ側はインドのチベット亡命政府報道官が同日、「実現すれば喜ばしい」と歓迎の意向を示した。対話の具体的な時期、場所などは明らかになっていない。 (22:17)
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